Le Saké

お酒のあらゆることについて掘り下げる

極上の昼は、ここにある

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こんばんは。

今回は、このブログではお馴染みの

「オコントワールエシェゾー」さんについて書きます。

 

ただ、今回はいつものようにワインバー利用ではありません。

 

 

「エシェゾーさん、ランチ始めたってよ」

てことで、夏真っ盛りの8月に行ってきたわけです。

 

この夏最高のフレンチランチ、ここにありです。

 

まずこのランチ、

コースです。

しかも

フレンチフルコースです。

 

そしてさらに、

ソムリエ上原さんによる、

フルコース×ワインペアリングです。

 

悶絶です。

 

先に触れておきますが、

このフレンチフルコースランチ、

 

なんと

 

3300円です。

(ワインは除く)

 

 

まだピンと来ないでしょうから、

ゆっくり振り返っていきますので、

その価格崩壊の様子をぜひ感じていただけたらと思います。

 

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アミューズ 

白レバームースと「パンオフウ」のパン

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パンオフウは、エシェゾーさん系列のパン屋さん。食べログで3.7の名店です。

まずこちらは、シャンパーニュ 「ポルジェス」と。

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なんとワンコインシャンパーニュですが、

黒ブドウ主体でリッチな味わい。レバームースとの相性良しです。

 

②前菜

タコと水ナスのマリネ

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こちら、夏らしくサッパリしておりますが、宇部港直送のタコの旨味がすごいです。

合わせたのは、アルザスピノブラン。

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ピノブランは初めてでしたが、

優しい果実味、程よい酸味、旨味。

宇部港直送の新鮮で旨味豊富なタコとのマリアージュは、夏らしく爽やか。

 

③スープ

トリュフコンソメスープ

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トリュフ薫るコンソメスープですが、

シェフのサービスで、スライストリュフがオンしておりました。

もう、香りで悩殺されます。

こんなコンソメスープもあるのか…。

 

④魚料理

タイのポワレ ブイヤベース風味ソース

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魚のアラから取った出汁に貝、サフランの風味を加えたソース。

 

フワフワで肉厚な白身、濃厚でアプリコットのような果実味も連想させるソース。

ひたすらに、旨い。

 

合わせたワインは、フランスジュラ地方の、サヴァニャン。

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こちらもお初でしたが、

リンゴのようなフレッシュさもありながら、結構しっかり樽も効いていて、飲みごたえのある1杯。

ポワレの、肉厚な身に濃厚なソースに、

サヴァニャンが溶け込んで花を咲かせます。

 

これが、マリアージュか…と思わせてくれる組み合わせ。すごい。

 

④メインディッシュ

牛サーロインのロティ 赤ワインソース

トリュフがけ

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なんとまたもやシェフのサービスで、オントリュフ。

柔らかい、ジューシーなお肉に赤ワインソース×トリュフで、もうお肉が止まりません。

 

合わせたワインは、

メルキュレイ フェブレイ ピノノワール

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コートロティ ルネロスタン シラー

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2種飲み比べ。

 

メルキュレイは果実味がしっかりあるかわいらしく、キレイさも兼ね備えた1杯。

 

コートロティは、私のシラーのイメージを覆すような、エレガントなスパイシーフルボディ。

長谷川京子さんとか、そんなイメージでしょうか。

もちろんサーロインとの相性は抜群です。

ローヌのシラーは美味しいなと、改めて。

 

フロマージュ

白カビ ブリヤサヴァラン ブリドモー

青カビ フルムダンベール オ ヴァンモワルー

ウォッシュ エポワス

ハード コンテ、ミモレット

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チーズの盛り合わせです。

こちらはデザートとどちらか選べたのですが、

どちらも食べたいのでコースに追加でオーダー。

 

合わせたワインは、

リニエミシュロ シャンボールミュジニー2018

(単体で写真を撮り忘れましたが、1番右です)

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ここできましたシャンボールミュジニー。

若いですがしっかりした果実味に、キレイな余韻。

最初から最後までキレイな、美人さん。

北川景子さんみたいな、そんな感じ。

(つい、芸能人に例えたくなってしまい…すみません)

こちら、サーロインに合わせたメルキュレイとコートロティと3種飲み比べ、大人のハッピーセットと決め込みましたが、

みんな違う顔を持っていて、また、より沼にはまってしまいましたね。

 

⑥デザート

ロイヤルミルクティのクリームブリュレ

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ついにデザート。

カラメルの香ばしさが、物語の終わりを感じさせます。

 

合わせたワインはこちら。

イヴキュイロン コンドリュー ヴィオニエ。

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ヴィオニエの甘口、非常に珍しい1本。

カラメルのような香ばしさと凝縮感ある甘味が、もう他にないのではと思うくらいキレイにマリアージュ

ここまでキレイに決まると、これ以上語る必要はないかもしれません。

 

感動のフィナーレです。

 

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はい、一気に振り返りました、駆け抜けました。

 

いかがだったでしょうか?

 

お昼からこの満足感、

なかなか味わえないと思います。

 

ランチは12時からで、私はもちろん12時スタートでしたが、

17時まで居座りました。

迷惑な客ですよ、ほんとに。

もっと遊びたい!と駄々こねる子供みたい。

 

でもやっぱり、

こういう体験ができるから

面白いんです。

 

食べる、飲むことに

ここまで付加価値を与えてもらえるんですから。

 

やめられませんな。

 

 

おっと、もう一度言っておきますが、

 

フレンチフルコース、このボリュームで

3300円です。

 

行かない理由が無いのでは…?