熱燗ってどうなの?@日本酒
こんばんは。
最近3日に1記事ペースになってしまっております。
せめて2日に1回は頑張ろう・・。
さて、今日は日本酒のお話。
日本酒を温めて飲む、熱燗ってあるじゃないですか。
「まずい日本酒は熱燗にするとクセが消えて飲みやすい」などという通説があるくらい、熱燗に対してあまり良い印象持っていない方が多いかと思います。
しかし実際はそんなことないよ。という結論が出ておりますので、熱燗について掘り下げていきましょう。
①そもそも「熱燗」は、「お燗」の一種である。
さて、いきなり、上述してきたことはなんだったのよ。という感じですが、そもそも熱燗は「お燗」の一種であります。
日本酒を温めて飲む「お燗」には複数種類あり、その種類は温度によって分けられます。ではお燗の種類について見ていきましょう。
・日向燗→30℃
・人肌燗→35℃
・ぬる燗→40℃
・上燗→45℃
・熱燗→50℃
・飛び切り燗→55℃
というような感じになっております。
熱燗っていうと、本来は50℃なんだなーと驚きました。
また、どのお酒にも合うものは上燗、純米酒にはぬる燗がベストだと言われています。
また視点を変えると、メニューに「熱燗」とだけ書かれているようなお店は、温度管理をしていない、あまりこだわりのないお店だと判断できそうですね。
今後注文するときは、「お燗」や「熱燗」ではなく、
「上燗ください!」などと言うと、ツウっぽいっすね。
②「冷や」は冷酒ではない。
話は少し逸れますが、よく日本酒を注文する際、
「八海山を、冷やで」と冷酒を飲みたいときにこのように注文される方がいらっしゃると思います。
しかし、もし日本酒にこだわっているお店である場合、ここでお求めの冷酒は出てきません。
冷や=常温 なのです。
お燗に比べて冷たいだけで、冷酒ではありません。
吟醸酒や生原酒など冷酒で飲むとより美味しいものを注文する際は注意が必要ですね。
(冷酒は冷酒でOKです)
③お燗は酔っ払いの味方である。
と言われてもどういう意味かさっぱりですよね。
お燗はそもそも温度が高いため、アルコールの吸収が早く酔いが少しずつ回ると言われています。量をセーブする、悪酔いを防ぐときに役立ちますね。
余談ですが、コース料理が冷→温の順番に提供されるように、日本酒も冷→温の順に注文すると、コース料理とのマリアージュが楽めるとのこと。
こうすれば、料理とも合うし後半はペースを考慮できるし、一石二鳥ですね。
いかがだったでしょうか。
お燗も意外と悪いものではなく、むしろ日本酒によってはお燗の方が美味しく飲めるということです。
飲みの後半戦にはぜひお燗を取り入れ、温度による違いを楽しみながら翌日に持ち越さない飲みをしてみるのも楽しそうですよね。
と色々書いてきたわりに私もあまりお燗は注文しないので、積極的に取り入れてみよう。
それでは。
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