なぜボジョレー・ヌーヴォーに日本は沸くのか?@ワイン
こんばんは。
やっと木曜が終わりましたね。
土日休みの人々は金曜の昼過ぎからもっとも気分が良く判断も甘くなると心理学的に証明されているそうですが、木曜の夜は金曜夜への期待と、それでもまだ頑張らなければというモチベで、メンタルのコンディションが一番良いのではないかと、ふと思いました。
さて今日もワインのお話。
11月の下旬に差し掛かると、コンビニやらスーパーやらであるワインがやたら取り上げられる光景を一度は見たことがあるかと思います。
「ボジョレー・ヌーヴォー解禁じゃん!飲まなきゃ!」
などと、意味もわからずはしゃいでいる人(私)も多いかと思います。
なぜボジョレー・ヌーヴォーでみんな騒ぐのよ?
これさえわかればみなさん、今年の11月は騒ぐことなく冷静に(ドヤ顔で)、ボジョレー解禁を祝うことができるかと思われます。
ではまず、「そもそもボジョレー・ヌーヴォーって何?」というところから。
ボジョレーとは、フランスのブルゴーニュ地方にある「ボジョレー地区」のこと。
そしてヌーヴォーとは、「新酒」を意味します。
つまり、「ボジョレー地区でつくられた新酒」ということになりますね。
ボジョレー・ヌーヴォーに使われる「ガメイ種」というブドウは、簡単に言うと熟成のいらないブドウです。そのため、ブドウの収穫時期である9~10月でブドウを収穫し、ボジョレー・ヌーヴォー解禁日の11月第3木曜日に解禁できるわけです。
ではなぜ、日本はこんなにもボジョレーで騒ぐのか?
ボジョレー・ヌーヴォーは元々地元の人々が収穫祭で楽しむためのお酒でしたが、収穫後すぐに飲めるフレッシュワインということで世界中で人気を博しました。
ところがその人気に乗じて、質の悪いワインを早めに売ろうとする業者が出てきたため、フランスではボジョレー・ヌーヴォーの解禁日を11月第3木曜と定めました。
この話が日本の人気にどう関係があるのかというと、
時差の関係で、日本の方がフランスより早く解禁されるため、より早く飲めるということで特にバブル時代に盛り上がったそう。深夜0時ちょうどに栓を開けるような人もいたそうです。
またその盛り上がりは今も根強く、ボジョレー・ヌーボーの輸出量の半分は日本とのこと。
またボジョレー・ヌーヴォーは、その年に最も早くつくられるワインであるため、
「今年はグレートヴィンテージかも」
などと予想をするワインとしても活躍しています。
今年の11月までにはもっとワインに詳しくなって、
「今年のブドウは云々」と感想を述べたいものですね。
それでは。
<参考図書>